TOEICを受けるとどんなメリットがあるかというと、まず英語の基礎がきちんと身につくことができる点です。

高いスコアは、英語の基礎がなければ得ることができません。

したがって英語の基礎をきちんと学びたいと考えている人にメリットがあります。

さらに英語で話せるようになるためには、ある程度のリスニング力やリーディング力が必要です。

なぜリスニング力が必要であるかというと、相手が言っていることを聞き取ることができなければ、会話を進めることができないからです。

またリーディング力がなければ、聞き取れたとしても英語の意味を理解することができません。

リスニングとリーディングの力を問われるこのテストは、自分の英会話の実力を知ることもできます。

他にもTOEICで高いスコアを得ることができると、社会的証明にもなります。

転職や就職などで有利に働くこともありますし、社内での出世にも役に立つでしょう。

では、具体的にどのくらいのスコアを取るといいのかというと、600点程度を取ればなかなか英語ができると認められます。

700点程度になると転職や就職でスカウトが来るレベルになり、800点程度になると高い英語力があると認められるようになります。

900点以上を取得すれば、高い英語力が必要な外資系企業でも十分に対応することができます。

勉強がしやすい点もTOEICのメリットの一つであるといえます。

日本ではもともと人気のある英語の資格なので、良質の参考書が多く出回っている点も勉強のしやすい一因であるといえるでしょう。

参考書がとてもわかりやすいので独学でも勉強しやすく、コツコツとスコアを上げることができます。

また自分の英語力がスコアとして数字ではっきりわかるようになっているので、目標を設定しやすいというメリットもあります。

ただ 英会話教室に通っているだけだと、自分がどれくらいの実力なのか知ることが難しく途中で勉強を断念しがちですが、900点取るまで頑張るなどの目標を掲げればそれに向かって勉強を進めることができるので、途中で挫折しにくいという特徴もあります。 

それでは具体的にどのような勉強が効果的だというと、まずは英語の基礎を勉強することです。

英語の基礎とは、英単語や英文法、発音の3つです。

この3つを勉強しないでTOEIC対策を行っても、高いスコアを得ることはできません。

英語の基礎がわかっていないと解けないような問題になっているからです。

基礎学習が完了したら次に試験の対策を行っていきます。

リスニング対策では、リスニング音声を聴き込み、瞬間英作文を行って、ひたすら演習問題を解いていくのが効果的です。

特に大切なのが、リスニング音声を聴き込むことです。

しかしリスニング音声をただ流しているだけでは、リスニング力をアップすることができません。

英文の意味をよく理解してから音声を聴き込むことがポイントになります。

リーディングパートの勉強法では、短い英文を速く読む練習をすることがポイントになります。

後はリスニング対策と同じように瞬間英作文を行ってひたすら問題演習を行うのがいいでしょう。

特に短い英文を素早く読む練習は、リーディング対策として非常に有効的です。

なぜなら長文というのは短い文章が集まったものなので、短い文章を速く読めるようになることによって、長文を読むスピードもアップすることができるからです。

このようなTOEIC対策をある程度行ったら、後はひたすら問題演習を解いていくのがポイントになります。

高校受験や大学受験と同じように過去問をたくさん解いていって問題に慣れるようにしましょう。

それによってTOEICのスコアが上がりやすくなるからです。